視聴率30%越えで、韓国では社会現象と化していた韓国版『花より男子』が、本日と明日の放送をもって終了する。あと2話残しているとはいえ、結論を先にいえば、絶句するほど最低最悪の『花男』だった。しかしこの作品、最新(2009年現在)の韓国文化・風習・習慣・慣習がわかるという点においては、きわめて興味深かった。たとえば韓国の食事作法、テーブルマナーはもうデタラメ、無茶苦茶だということがよくわかった。
韓国の食事作法・テーブルマナーがデタラメというのは、西洋や日本のマナーを基準にした「上から目線」の判断ではない。このドラマをきっかけに、韓国の食事マナーをいろいろ読んでみた。日本語の資料のみならず、英語の資料や韓国語(翻訳ソフトを使用)の資料まで目を通してみた。読んでみてよくわかったが、韓国版『花より男子』は、韓国人が自ら定めた食事ルールをまったく守っていなかった。便利な世の中だ。YouTubeを使って、最近話題になった韓国ドラマのいくつかを少し見てみたが、食事の仕方は、ことごとく無茶苦茶だった。ユン・ウネ主演で最後のほうで視聴率30%に届いた「コーヒープリンス1号店」なんか特に最悪だった。
韓国版『花男』で食事マナーが最悪だったのは、何も脇役の話ではない。ズバリ主役のマナーが最悪だった。
韓国版牧野つくし(主役)は、普通の人間が数度に分けて食べる分量をいつも一度に口を入れ、毎回頬をパンパンにさせる。また箸で食べ物を突き刺しまくる。(刺し箸)頬がパンパンになるまで食べ物を口の中に入れておきながら、咀嚼している食べ物が丸見え状態で、口をあけてベラベラしゃべる。口から米粒を飛ばしたりする。韓国の食事マナー教本には、スプーンと箸を一緒に持ってはいけないと書いているが、箸を握ったままスプーンを使う。韓国では食器を持って食べてはいけないはずなのに、鍋蓋を持ち、それを食器がわりにしてラーメンを食べる。また炊飯釜から直接白米をかっ食らうシーンも第1話にあった。
鍋蓋でラーメンを食べるシーンは、韓国最大のインスタントラーメンメーカー農心(辛ラーメンのメーカー、ニセかっぱえびせんでも有名)がスポンサーについた第10話以降にはじまった。第10話から第23話までの14話で4回も鍋蓋でラーメンを食べるシーンが登場している。
もちろん原作漫画にインスタントラーメンを食べるシーンなど一度も登場しない。農心は韓国版『花男』の正規のスポンサーだったが、オプション契約のようなものが存在したのだろう。ドラマにラーメンシーンが登場すると、誰かの懐にボーナスが流れ込む仕組みだったのだ。鍋蓋でラーメンを食べるというのは、乞食とかホームレスの食べ方にしか見えない。韓国の食事マナーでは、食器を持つのはルール違反とされている。鍋蓋でラーメンを食べるのは、どう考えても合理的に説明できないだろう。ところが韓国版『花男』は、乞食のような食べ方(鍋蓋ラーメン)を繰り返し繰り返し登場させた。これは韓国最大のインスタントラーメンメーカー農心が、この食べ方を推奨しているということだろう。そうでなければ4回も登場するはずがない。この映像こそが、韓国で一番ラーメンが売れる画(え)なのだろう。
繰り返し繰り返し登場した鍋蓋でラーメンを食べるシーン。番組スポンサーで韓国最大のラーメンメーカー(農心)は、このホームレスのような食べ方を推奨しているらしい。スープは鍋に口をつけて直接飲み干すのが韓国人のお決まり!
牧野つくし役(韓国役名:クム・ジャンディ 演じているのはク・ヘソン)


道明寺司役(韓国役名:ク・ジュンピョ 演じているのはイ・ミンホ)





韓国版『花男』では、花沢類の祖父は前大統領という設定だった。前大統領役ですら、食べ方は最悪だった。食器を持ってはいけないはずなのに、金属製の火鍋を持ち上げ、火鍋に直接口をつけて残り汁を飲み干していた。その掟破りな感じは、まるでフィンガー・ボウルの水を飲み干すかのような風情だった。
金属鍋を持ち上げ、残り汁を飲み干す韓国の前大統領

刺し箸(*Universal etiquette - Wikipedia Chopsticks are not used to pierce food. )
演じている女優(ク・ヘソン)は今日今現在も、食べ物に箸を突き刺すことが韓国を含め万国共通のマナー違反であることを知らないはずだ。ク・ヘソンは食事シーンのたびに刺し箸をやっていた。




箸を持ったままスプーンを使用 これでもドラマの主人公

炊飯器の内釜から直接ご飯を食べる韓国版牧野つくし
鍋から直接ラーメンを食べる韓国版大河原滋(財閥の令嬢)
守られないルールはルールではない。韓国に食事マナーはまだ存在しない。
このドラマ、食事中のクチャクチャ音もひどかった。マイクが異様なまでにクチャクチャ音を拾っていた。韓国の食事マナーには、音をたてて食べてはいけないとたいてい書かれている。とんだ噴飯ものだ。
韓国の映画界やドラマの製作現場は、現在大ピンチといわれている。製作費を回収できず、赤字続きなのだという。赤字体質を打開するためには、国内だけでペイする仕組みづくりを行なうことだ。ところが海外への販売に望みをつなぎ製作費を回収しようとする動きのほうが強い。韓国版『花男』はまさにその一環の作品だった。はじめから海外(特に日本)への輸出を念頭においた作品だったのだ。ところがそんな作品で日本人を不快にさせる超お下劣食事シーンの連発だ。
ほとんどの韓国人は自分たちの食事作法が外国の人々を著しく不快にさせることなど、まったく気がついてすらいないし、そんなこと考えたことすらないのだろう。韓国版『花より男子』を見てそう思った。もう自信をもって汚い食べ方をしているのだ。
韓国版牧野つくしの食事名場面
韓国版『花より男子』より 刺し箸のシーン
前回までに4度も登場した鍋蓋でラーメンを食べるシーン


by tororogohan
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