キャンディーズの解散30周年記念フィルムコンサートが話題になったが、チープ・トリックも「at 武道館」30周年を記念するライブを4月24日、ズバリ武道館で行うらしい。
昨日だか、チープ・トリックのメンバーとやらが一人、朝の番組に出ていた。その風貌からドラムのバン・E・カルロスかなと思ったが、リック・ニールセンだった。ようするにそのくらい太って、ちょっと別人のようだった。
ライブは24日なのに、もう来日してるの?ちょっと早すぎない?と思ったが、リック・ニールセンは今回のライブのプロモーション目的で、2月に来日していたらしい。映像はそのときのものだった。
チープ・トリックといえば、日本の武道の殿堂「武道館」を世界的なロックの殿堂「BUDOKAN」にかえたバンドとしても記憶されている。
オールドロックファンの中には「そんなことはない。66年のビートルズ来日コンサートだって、71年・72年のレッド・ツェッペリンだって武道館で行われたではないか!」と思われる人もいるだろう。たしかに武道館でそういった名ライブが行われたことは事実だが、「武道館(BUDOKAN)」というブランド名は、まだ前面に出ていなかった。
ディープ・パープルのライブアルバム(ライヴ・イン・ジャパン)もあるじゃないかという人もいるかもしれない。しかしこのアルバム、どこにも武道館と銘打っていない。私がロック少年だった時分、このアルバムは武道館ライブと信じられていたが、武道館ライブは4曲目の「The Mule」と6曲目の「Lazy」のみで、それ以外はすべて、大阪フェスティバルホールでのライブだった。あの伝説的な「ハイウェイ・スター」も「スモーク・オン・ザ・ウォーター」も大阪フェスティバルホールでの演奏だった。
武道館をBUDOKANにかえたのがチープ・トリックという説は、間違っていないと思う。タイトルに「BUDOKAN」がついたレコードで、はじめて世界的ヒットをした作品だった。
ちなみにチープ・トリックの「at 武道館」はビルボードのアルバムチャートで最高位4位まで上がった。ただしこのアルバムはロングセラーとなり、年間アルバムチャートで13位に食い込んだ。年間チャートの13位は、かなり凄い。そしてこのライブ盤からシングルカットされた「甘い罠」は全米シングルチャートで7位を記録した。ライブ版シングルが7位というのは異例だった。(ピーター・フランプトンとキッスのライブシングルもヒットした例はあるが)
チープ・トリックの代表曲は「永遠の愛の炎(The flame)」だろう。全米ナンバー1に輝いた。しかしこの曲、「甘い罠( I Want You to Want Me) 」から11年後の88年のヒット曲だ。この11年のあいだにロックから足を洗っていると、チープ・トリックファンの中にも、この曲のことを知らない人がいるかもしれない。
私は「永遠の愛の炎(The flame)」も好きだが、やはり「サレンダー(Surrender)」や「甘い罠( I Want You to Want Me )」や「ヴォイシズ(Voices)」のほうがいい。特にお気に入りは「サレンダー」だ。あのなんともいえないスイング感が気持ちいい。このバンド、サウンドに独特のグルーヴがあった。
チープ・トリックはそういえば、アルバムジャケットもずいぶん話題になったなあ。「蒼ざめたハイウェイ」では二枚目のロビン・ザンダー(ボーカル)とトム・ピーターソン(ベース)がハーレーにまたがった姿がアルバムジャケットを飾り、裏ジャケットには、リック・ニールセンとバン・E・カルロスが情けなく原チャリみたいなのにまたがっていた!(しかもモノクロ写真だった)
「蒼ざめたハイウェイ」アルバムジャケット
チープ・トリックの人気が日本から火がついたことは事実だが、私が生まれ育った福岡(小倉)ではさらに踏み込み、チープ・トリック人気は福岡からはじまったとよく言われていた。その根拠を私はよく知らない。だが77~8年ごろ、福岡のラジオなどでそう言われていたことは事実だ。
78年武道館ライブの「甘い罠( I Want You to Want Me )」
武道館ライブのころ、リック・ニールセンはレスポールを使ってたんだと「プチ発見」をしてしまった。
追記
「蒼ざめたハイウェイ」のCD盤裏ジャケットの写真をネットで発見した。なんと「裏」「モノクロ写真」ばかりでなく、「逆」になっていた!!す・すごい!しかもバン・E・カルロスは顔が見えないし。



by tororogohan
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