ロシア大統領選で、当選を確実視されているメドベージェフ氏は、ディープ・パープルのファンらしい。当然、「ハイウェイ・スター」や「スピード・キング」もお気に入りだろう。
ロシアはプーチン政権下、独裁化が異様にすすんだ。ロシアで何人ものジャーナリストが殺害されたが、黒幕はプーチンだろうと、世界中の多くの人たちは、もう信じきっている。
そんなロシアの次期大統領の好きな音楽がディープ・パープルらしい。
私の頭の中に「ライブ・イン・ジャパン」の、疾風の如き「ハイウェイ・スター」が流れはじめた。
メドベージェフ氏が大統領になったら、エンジン全開、怒涛の勢いでさらに独裁化が進みそうな気がしてきた。
70年代、ディープ・パープルとレッド・ツェッペリンは、ライバル同士とか人気を二分しているなどと、日本ではよくいわれていた。実際日本では、そのとおりだった。
ただしアメリカでは、ツェッペリンがアルバム6枚を全米1位、2枚を全米2位にしたのに対し、パープルは「ライブ・イン・ジャパン」の6位、「マシンヘッド」の7位が最高だった。日本で人気の高かった「イン・ロック」は、全米最高位が143位という酷さだった。
21世紀にはいり、この2つのバンドの世界的評価はさらに開いてしまった。何せツェッペリンは米国だけで1億枚アルバムを売っているという。ストーンズやマイケル・ジャクソンの倍の規模らしいから半端じゃない。だがディープ・パープルの作品がブレイクしているという話はまったくきかない。
多少、通向けロック雑誌といわれている米国のローリング・ストーン誌が、2004年にオールタイムの名作アルバムを500枚選定した。ツェッペリンは29位にファースト、66位にⅣ、70位に「フィジカル・グラフィティ」、75位にセカンド、149位に「聖なる館」と5枚選ばれた。ところがディープ・パープルは、ベスト500に一枚も選ばれなかった。
セールスのみならず、音楽的評価においても、両者の溝は開いてしまった。
私は学生時代ツェッペリン派で、熱心なパープルファンではなかった。だがベスト500に一枚も入らないというのは、いくらなんでも過小評価されすぎだろう。
パープルの作品中、個人的に一番好きなのは「ライブ・イン・ジャパン」だ。ロックの名盤を500枚も選ぶのなら、このアルバムは入ってしかるべきだろう。
ディープ・パープルはもっと再評価されるべきだと思う。
今後メドベージェフ氏が、そのきっかけになるかもしれない。小泉さんのプレスリーより、メドベージェフ氏のディープ・パーパルのほうが、世界的発信力は強そうだ。
イアン・ギランが「マシン・ヘッド」をネクストアルバム、「ハイウェイ・スター」をニューソングといっているので、おそらく72年の1月か2月ごろのライブパフォーマンス。(「マシン・ヘッド」の録音が71年12月、発売が72年3月だった)
「ライブ・イン・ジャパン」はこの年の8月、大阪フェスティバルホールと武道館で収録された。


by tororogohan
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