当初11月12日(木)13日(金)に予定されていたオバマ大統領の訪日スケジュールが突然変更された。先週土曜日のことだった。報道内容は12日(木)13日(金)の訪日予定が13日(金)14日(土)にずれこむというものだった。変更の理由はオバマ大統領が銃乱射事件の追悼式に出るためで、日本側はそれを受け入れる方向と伝えられた。
まず第一報がヘンだった。鳩山政権は「政治主導」らしい。この情報は外務官僚ではなく民主党関係者から出たものだろう。オバマ来日のスケジュール変更はそもそも「日程のずれ込み」ではない。「日程の短縮」だ。オバマ大統領にしろ、鳩山首相にしろ、14日の昼はシンガポールで開かれるAPEC首脳会議に参加しなければならない。東京シンガポール間のフライト時間は約7時間だ。14日に日米間のスケジュールなど入れられるはずもない。
オバマ来日の日程変更は日程の短縮だった。そうであるにもかかわらず民主党関係者は「日程がずれ込んだ」とインチキ情報を流し、メディアはインチキ情報をそのまま垂れ流した。日経の電子版なんかいまだに(本日12:33)13日14日に変更などと能天気な記事をアップしている。http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20091109AT3S0900E09112009.html
この土日、オバマ訪日に関する続報が上がってこなかった。役所が閉まっているということもあろうが、オバマは今週の金曜日に来日する。日曜日中には修正後の概略が発表されるかと思ったが、今にいたるも情報が伝わらない。まあごたついているからだろう。
本日の午前中、読売新聞がこの件に関する続報を伝えている。記事によるとオバマ大統領は、10日(アメリカ時間)の追悼式のみならず、11日もまったりと米国で過ごす予定らしい。http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091109-OYT1T00203.htm
オバマ訪日の当初予定は、12日は首相主催の晩餐会、13日は日米首脳会談が予定されていた。オバマ側は12日の予定は全キャンセルで13日は13日の当初予定だけをこなす算段だったはずだ。ところが鳩山政権は、晩餐会を13日にセットするとか、それ以外にも金星人もフル稼働であたかも日米関係がうまくいってるかのような粉飾パフォーマンスを盛り込もうとしたのだろう。
鳩山という人はアメリカとの国家間協定をないがしろにしようとしている。この点において鳩山某は金正日(原爆はつくらないニダー)と同じだ。鳩山某が反故にしようとしている協定は基地問題だが、アメリカは世界各地に軍事基地を有する。アメリカはこの問題で対処を間違えるとパンドラの箱が空いてしまう。
オバマ大統領が鳩山某と仲良くメシを食う(晩餐会)などありえないのだ。そんな映像が世界中に配信されることをアメリカは許さない。おそらく。鳩山氏がスケジュール変更の本質を理解せず、13日に日米親睦のメニューを入れようとしたため、ついにアメリカは訪日を13日の夕方にしたのだろう。オバマの日本滞在は10時間未満だろう。日米のバイの会合どころか、日本開催のG7とかを含めても、アメリカ大統領の最短日本滞在記録だろう。このことは日米関係がかつてないほど険悪になってしまったことを意味する。
オバマ大統領来日のスケジュール変更は11月5日の午後1時半(日本時間11月6日午前4時半)に米軍基地内で起こった銃乱射事件の追悼式が原因であり、ただの不可抗力にすぎないと主張する人は決して少なくないはずだ。しかし事件は米軍基地内で起こり、被害者も加害者も現役の米国軍人だった。追悼式の日取り決定は軍の最高司令官であるオバマとホワイトハウスが握っていた。5日の追悼式はムリだし6日もタイトすぎだろう。しかし7日の追悼式はじゅうぶんありえたし8日の追悼式もありえたし9日の追悼式もありえた。ホワイトハウスは日本訪問を短縮させるため、確信犯的に10日にセットしたのだろう。
アメリカ大統領の訪日スケジュールが1週間を切ったタイミングで変更されることなど、私の知るかぎり一度も聞いたことがない。前代未聞だ。建て前上の見え方は、オバマ大統領は日米外交より追悼式のほうがより重要と判断したということだ。この見え方は、オバマ大統領が鳩山某をマネをしたという風にも見える。締結済みの協定(辺野古移転)を破棄しようとする鳩山某のほうがオバマより百万倍は質が悪いが。しかし国内問題のために国家間の約束を破るという構図は同じだ。
現在もし自民党政権が続いていれば、土壇場のスケジュール変更など当然なかっただろう。自民党政権なら陛下の即位20周年にからむ何らかの儀礼が行われたはずだ。ノーベル平和賞を受賞したオバマ氏は広島訪問も抗しきれず、案外実現したのではないか。広島のみならず、小浜市訪問も実現していたかもしれない。鳩山某の稚拙な政治能力がそういうものをすべて吹っ飛ばしてしまった。
本日、「トヨタ車急加速で19人死亡か 事例千件超と米紙」なる報道が行われている。http://www.47news.jp/CN/200911/CN2009110901000095.html今年に入り、トヨタのマットに関する事故は米国で執拗に報道された。マット事件はありがちなリコール問題だろうとつい最近まで思っていた。
最近アメリカでトヨタに降りかかっていることは、クリントン政権時代に日本を苦しめたジャパンバッシングがかたちを変えてはじまったとみるべきなのではないか?トヨタは米国生産も多いため、謀略は巧妙に行われているのだ。「江戸の仇を長崎で討つ」ならぬ、アメリカは沖縄の仇を豊田や東京やニューヨークやデトロイトで討ってくるのだろう。おそらく。
【ワシントン=小川聡】ホワイトハウスは7日、オバマ米大統領が、銃乱射事件が起きたテキサス州の陸軍基地で行われる10日の追悼式典に出席する、と発表した。
大統領は、アフガニスタンへの増派問題を抱える中で、13人が犠牲になった米軍内での事件への対応を誤れば、政権批判が強まると判断し、退役軍人をたたえる祝日の11日も米国内にとどまる、とみられる。
式典出席を受けて、日米両政府間で大統領訪日の日程を再調整した結果、日米首脳会談は13日夕に行う方向となった。
オバマ大統領は当初、11日に米国を出発、12日午後から13日午後の日程で日本を訪れ、13日午前に首脳会談を行う予定だった。しかし、式典を理由に、訪日を13、14の両日に延期した。
(2009年11月9日11時13分


by tororogohan
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