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ウイグル自治区はトルコ人の故郷・本貫地

2009/07/12 20:41

 

トルコ人の祖先は、大昔からトルコ共和国の領土内に住んでいたわけではない。よく考えてみれば、現トルコ共和国はもともとローマ帝国⇒東ローマ帝国だった場所だ。よく考えなくてもそうだが。(笑)11世紀末、コテコテのキリスト教国だった地域(アナトリア半島≒現トルコ領土)に、トルコ系セルジューク朝(中学のときセルジュクトルコと習った)が流れ込み、この地を支配したが、セルジューク朝は衰退・滅亡、再び東ローマ帝国が奪い返した。しかしその後、中央アジアを本貫地とするトルコ系オスマン家が1299年、アナトリア半島に泡沫国を成立させる。この国は支配地域をどんどん広げ、ついに東ローマ帝国を滅ぼした。

 

現在のトルコ人のコアは、この東ローマ帝国を滅ぼしたオスマン帝国の末裔だ。中央アジアを本貫とする人たちだ。

 

現在トルコでは、ウイグル自治区を自分たちの祖先の地と考えている人が多いときく。ドイツ在住でイザ!のブログ仲間である丸山光三さん(旧マルコおいちゃん)も指摘していた。トルコ人の多くは、匈奴≒フン族≒突厥≒テュルク≒トルコ人と考えているらしい。匈奴の冒頓単于も祖先の英雄と認識されているらしい。ウイグル自治区は東トルキスタンともいわれるが、トルキスタンとはトルコ人の国(地域)という意味だ。

 

匈奴の英雄冒頓単于(在位:紀元前209年~紀元前174年)の銅像(ウィキペディアの『冒頓単于』の項に掲載されている写真)。この銅像の設置場所は中国ではない。ズバリ、トルコのビレジク県というところに設置されている。トルコ人は冒頓単于を自分たちの祖先、自分たちの英雄と考えている。 冒頓単于は漢の始祖劉邦(高祖)32万の軍を討ち破り、事実上漢に朝貢をさせていた。

 

イスラム教が世界3大宗教といわれるまでに成長したのは、オスマン帝国が隆盛したからだ。そのオスマン帝国を興したのはトルコ人の祖先であり、そのトルコ人の多くはウイグル自治区を自分たちの故郷と信じている。

 

そんなウイグル自治区に、無神論をイデオロギーの根幹にすえている中国共産党が、大量の漢族を移住させ、また若いウイグル人をウイグル自治区の外に強制的に移住させている。ウイグルを出ないと、莫大な罰金を請求されるらしい。

 

中国共産党は、省や自治区の民族の構成比を公式に発表しているが、ウイグル自治区の民族構成はウイグル人45%に対し、漢族が41%(2006年現在)と拮抗するところまできている。金や清を建国した女真(満洲族)は、漢族がもっとも恐れ、忌み嫌った少数民族だったが、女真はチベットなどに強制移住させられ、文革時代までに徹底的に潰された。女真がもっとも多い遼寧省ですら、現在女真の構成は13%(漢族は84%)にすぎない。女真本来の本貫地と思われる黒竜江省にいたっては、女真3%に対し漢族95%だ。

 

イスラム教の本貫地は、ムハンマド(モハメット)の生まれたメッカだが、イスラム教隆盛の立役者であるトルコ人の本貫地は、ウイグル(タリム盆地)だ。中国共産党が蹂躙しまくっているウイグル自治区とはそういう場所だ。

 

何が言いたいかというと、中国共産党は全地球上のムスリムを敵に回す可能性だってありうるという話だ。同じイスラム教圏でもたとえばインドネシアあたりとウイグルとでは、重みがぜんぜん違うのだ。おそらく。

 

現在中共がウイグルでやっていることは、第2のパレスチナ問題に発展しかねない話だろう。パレスチナ問題は勃発してから2千数百年たった今も、解決の糸口さえみつからない。

 

無神論をイデオロギーの根幹にすえている連中がムスリムを統治するなどはじめから無理な話なのだ。

 

 

カテゴリ: 話題!  > 話のタネ    フォルダ: 米国その他(特亜除く)

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コメント(7)

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2009/07/12 02:12

Commented by ahhacah さん

templeさん こんにちは

 templeさんは以前に以下のようなコメントをなされていましたが、わたしも同じようなことを考えていました。

 >最新のDNA調査技術を駆使し、南米でサンプル検査を行なったところ、先住民のDNAミトコンドリアDNA(母から子に継承)では82.8%、Y染色体(父から男子へ継承)は8.6%だったそうです。(ソースはNHK教育『サイエンスZERO』)
 >インカ文明やマヤ文明やアステカ文明を滅亡させたスペイン人が南米で何をしでかしたのか、実際のところはよく伝わっていません。しかしDNA検査が示す結果によると、どうやら先住民族の男は事実上皆殺しにあったようです。先住民のY染色体が8.6%というのは、衝撃的ですね。
 >ロシア人は南米の逆のような気がしています。
 >ロシア人はスラブ人だということで、ウィキペディアなんかを読んでも、ロシア人の正体はよくわかりません。しかしイワン雷帝とかモスクワ大公とか、ロシアの支配階層をたどっていくと、完全にモンゴル(タタール)にたどりつくんですよね。ロシア人は、一見見かけ上はヨーロッパ人のようです。おそらく母方でヨーロッパの血が入っていったのでは?と推定しています。
 >ロシア人の狂ったかのような領土欲は、モンゴルの血のせいではないのか?

 羊の雄というのは哀れなもので、そのほとんどが殺されるか去勢され、群れはおおよそ雄1:雌20の比率で構成されるそうですが、モンゴルロシア平原に於いてロシア人に対し、それに類したことをなしたのではないのでしょうか。雄1とは無論モンゴル兵のことで、雌20とはロシア女のことです。
 オスマントルコも似たようなことをしたのかもしれませんね。事実、元々キリスト教徒の子供であったイェリチェリはどんな戦功をあげようとも、その栄華は一代限りのもので子を残すことは許されませんでしたし、ハーレムの女たちのその多くがキリスト教徒だったことは有名な話ですよね。トルコ共和国の人間の外形はヨーロッパのそれによく似ていますが、templeさんのことばを借りるならば、"母方でヨーロッパの血が入って行ったのでは"ないのでしょうか。そしてそれは、小アジアだけではなくギリシャやブルガリアも同様でしょうね。
(続きます)

 
 

2009/07/12 02:29

Commented by ahhacah さん

(続きです)
 
 南米ポトスの銀山では狭い坑道での採掘のために多くの子供が使役されましたが、その労役があまりにも悲惨なものなので、どうせ何の楽しみもなく死んで行くだけなので、インディオの母親たちは男の子が生まれてくると自らの手で殺したと、なにかで読んだ記憶がありますね。

 カザフスタンの奴が言っていました。「中国が弱かった頃は国境なんか無くて、今年は向こうの草原が良いと聞くとそっちへ行き、往来は自由だったと聞いている」って。そいつの顔はテレビで映るウイグル族のそれよりも、モンゴロイドでしたね。

 
 

2009/07/13 05:25

Commented by 丸山光三 さん

templeさん,こんにちは。
トルコ共和国政府はまあ様様な配慮から東トルキスタン独立を支持をしていませんが、国民レヴェルではウイグル人への同情と支持は大きいと思います。もう述べたことがあるかもしれませんが、上海で知り合ったあるトルコ人国費留学生がわたしに語ったこと、
1)匈奴がトルコの起源であることを学校教育でおそわった、
2)ウイグル人とはトルコ語でなんの障碍もなく意思疎通ができること。
この二点が忘れがたいです。

またさらに付け加えればアンタリア空港のパス・コントロールでわたしの日本国パスポートを見た係員が「東の兄弟よトルコへようこそ」と微笑んだことも忘れがたいことです。

トルコ人は日露戦争や例の「エルトゥールル号遭難救助」もあり親日ですが、シナ人によるウイグル人ジェノサイドでは日本の出方に注目していると思います。日本政府が黙っていることは許されません。

 
 

2009/07/13 13:34

Commented by temple さん

ahhacahさん、こんにちは

> >最新のDNA調査技術を駆使し、南米でサンプル検査を行なったところ、先住民のDNAミトコンドリアDNA(母から子に継承)では82.8%、Y染色体(父から男子へ継承)は8.6%だったそうです。(ソースはNHK教育『サイエンスZERO』)

Y染色体8.6%のデータを発表するさい、NHKはわざわざこのデータは過疎の山間部まで含まれていると断りを入れていました。スペインは原住民男子を完全抹殺を徹底的かつ緻密に行なったものの、完全リセットできなかったモレの部分が8.6%ということなんでしょうね。

それにしてもDNAは嘘をつきませんね。

私がみたNHK教育『サイエンスZERO』では番組出演者のDNA調査を行なっていました。芸能人(安めぐみ)とかNHKアナウンサーとか大学教授です。そのときの調査によると東大大学院教授のDNAが南米インカ文明のミイラのDNAときわめて似ているとのことでした。この教授はほかの番組出演者よりはるかに南米のミイラに近かったんですよね。

アフリカを出て東アジアに到達した人類の祖先は、当時凍っていて歩いてわたることの出来たベーリング海峡(当時はベーリング陸峡)経由でアメリカ大陸にわたったそうです。

 
 

2009/07/13 13:49

Commented by temple さん

丸山光三さん、こんにちは

コメントありがとうございます。

>トルコ共和国政府はまあ様様な配慮から東トルキスタン独立を支持をしていませんが、国民レヴェルではウイグル人への同情と支持は大きいと思います。もう述べたことがあるかもしれませんが、上海で知り合ったあるトルコ人国費留学生がわたしに語ったこと、
1)匈奴がトルコの起源であることを学校教育でおそわった、
2)ウイグル人とはトルコ語でなんの障碍もなく意思疎通ができること。
この二点が忘れがたいです。

学校教育でも教えられているんですね。言葉が通じるというのも驚異ですね。しかし現在のトルコの地にトルコ人が住み着いたのは、日本でいえば鎌倉時代とか室町時代ですから、歴史的にはきわめて新しい話ですね。

日本は「国土(領土)の歴史」「民族の歴史」「国家の歴史」がほとんど一致します。しかし日本以外の多くの国家・民族はまったく一致しません。トルコは「領土の歴史」という観点では、自分たちの祖先と無関係なビザンチン帝国の歴史が含まれます。そして「民族の歴史」という観点では、中央アジア(ウイグル)の歴史を追跡せざるをえないんですよね。

 
 

2009/07/13 18:41

Commented by ahhacah さん

templeさん こんにちは

 ロシア人はクロアチア語で話すオシムのインタビューを聞いて、「ほぼわかる」「クロアチアで3ヶ月暮らせば完璧だろう」と言っていましたね。実際、スラブ諸語間の隔たりは非常に小さく、ラテン諸語やゲルマン諸語の比ではありません。格の数がラテン語より多いなど(呼格をカウントしない場合)、煩雑な文法体系が壊れづらい言語群を形成しているのかもしれません。
 トルコ諸語も同様に広汎に分布しているにもかかわらず、地域格差の少ない言葉であるようですね。理由はわかりませんが、遊牧民族ですから距離はあまり問題にならなかったというのは、あるのかも知れませんね。たぶん、トルコ人とウイグル人でも相当程度には通じることでしょう。

 カス海の西アゼルバイジャンとトルコの間は、イランアルメニアによって分断されていますが、トルコと接しているアゼルバイジャンの飛地が存在するため距離は50-60km程しか離れていません。アゼルバイジャンはこの飛地との間のアルメニア領内に幅10kmの回廊を設け、自領内のアルメニア人居住区と領土交換すべく提案していますが、アルメニアは首を縦に振りません。アルメニアとは決して仲がいいとは言えないイランも無論、この件に関してはアルメニアと結束しています。仮にこの回廊が実現すると、トルコ・アゼルバイジャンからカスピ海を抜けて、トルクメンスタン・ウズベキスタン・キルギスタン・カザフスタン・ウイグルとユーラシアにトルコの帯が形成されてしまうからですね。

 

 
 

2009/07/14 23:53

Commented by temple さん

ahhacahさん、こんにちは

言葉というのは面白いですね。個人的見解ですが、朝鮮半島の三国時代、最終勝者が新羅ではなく、高句麗や百済だったとしたら、朝鮮半島と日本は言葉があんがい近かったかもしれないと考えています。

誤解してもらっては困りますが(笑)、日本人と今の朝鮮人はまったく別物です。新羅人(今の朝鮮人の直接の祖先)は始皇帝の秦語をしゃべっていたらしいですからね。「夫余・高句麗・百済」と「新羅」は言葉が通じませんでした。ここに書いた内容はいかがわしい内容ではなく、中国の正史(一次資料)に書かれていることです。
日本語は縄文人が2万年かけて形成した部分だけでは説明できず、どうも夫余とのただならぬ関係を感じずにいられないですね。
出典:http://members3.jcom.home.ne.jp/horisadao/page009.html

 
 
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