グラミー賞を受賞したスティングの「ブラン・ニュー・デイ」を買ったのは3年くらい前かなと思っていたが、この作品が発表されたのは1999年である。なんと8年も前の作品である。ちょっと愕然とさせられた。まさに光陰矢の如しである。
私は彼に関する作品は「シンクロニシティ」とポリスのベスト盤とスティングのベスト盤と「ブラン・ニュー・デイ」しかもっていない。もっている4枚はどれも好きだが、コレクション状態をみればわかるとおりあまり熱心なファンでもない。しかしスティングが好きだというロックファンに出会うと「あっ、この人ロックをかなり聴いているな」と直感する。事実、スティングファンにロック通は多い。経験則である。
記事によるとポリスはジェネシスとともにネオプログレッシブロックといわれていたらしい。私もずいぶん長い間ロックファンをやっているが、ジェネシスとポリスを同一カテゴリーで考える説は初耳だ。
私はポリスの時代をリアルに体験しているが、当時ポリスはセックスピストルズ、クラッシュ、ストラングラーズなどとともにパンクロックと認識されていた。ジェネシスとは対極に位置するというか、アンチテーゼそのものだった。玄人っぽいファンや男の子はピストルズやストラングラーズを愛する人が多く、ポリスは女の子のファンが多かった気がする。しかしレゲエ由来の強烈なオリジナリティが次第に支持をひろげ「シンクロニシティ」のころには「シンクロニシティを聴かずんば、ロックファンにあらず」状態になった。
欧米にはスティングを毛嫌いする人たちがいる。日本でも以前、年配の人を中心にサザンの桑田佳祐の英語訛りの歌いかたにクレームをつける人が結構いた。それと同じである。スティングはイギリス生まれの白人であるにもかかわらず強烈なジャマイカ訛りで歌う。ポリス時代のみならず今に至るもそうである。日本人が考える以上にこれを嫌う人が多いようである。
しかしなぜポリスとジェネシスが同じカテゴリーなのだろう?ジェネシスをキングクリムゾン、イエス、ピンクフロイドなどと同じカテゴリーで考えるのならわかる。しかしポリスとジェネシスが友だち同士とは!
ネオプログレッシブロックということばが私にとってもっともなじむのはエイジアである。プログレの大御所、キングクリムゾン、イエス、ELPのメンバーがつくったバンドでスーパーグループともいわれた。エイジアのファーストアルバム「詠時感~時へのロマン」は売れに売れまくったアルバムで1980年のビルボードアルバム年間1位にもなった。しかし日本のロックファンのあいだでは商業主義に走りすぎと、すこぶる評判が悪かった。だが私は今にいたるもこの作品が好きで好きでしかたがない。ユンケルを飲むような感じなのだ。この作品をきくと今でも元気がわいてくる。
そのエイジアがオリジナルメンバーで再結成、しかも3月に来日コンサートを行う。私はもちろん行く予定だ。


by tororogohan
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