『昭和の日』を明日にひかえ、カラオケ大手の第一興商が昭和歌謡曲のカラオケランキングを発表した。たいへん違和感のあるランキングだった。しかし良くも悪くも、いろいろと興味深いリストではあった。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090428-00000002-ykf-ent
【昭和歌謡曲 カラオケリクエストランキング】
1天城越え/石川さゆり(昭和61年)
2タッチ/岩崎良美(昭和60年)
3なごり雪/イルカ(昭和50-51年)
4M/PRINCESS PRINCESS(昭和63年)
5酒よ/吉幾三(昭和63年)
6北の旅人/石原裕次郎(昭和62年)
7北空港/浜圭介・桂銀淑(昭和63年)
8I LOVE YOU/尾崎豊(昭和58年)
9居酒屋/五木ひろし・木の実ナナ(昭和57-58年)
10ふたりの大阪/都はるみ・宮崎雅(昭和56-57年)
11つぐない/テレサ・テン(昭和59年)
12銀座の恋の物語/石原裕次郎・牧村旬子(昭和36年)
13津軽海峡・冬景色/石川さゆり(昭和52年)
14さざんかの宿/大川栄策(昭和57-58年)
15ラヴ・イズ・オーヴァー/欧陽菲菲(昭和58-59年)
16酒と泪と男と女/河島英五(昭和51年)
17みだれ髪/美空ひばり(昭和63年)
18時の流れに身をまかせ/テレサ・テン(昭和61-62年)
19大空と大地の中で/松山千春(昭和52年)
20ロンリー・チャップリン/鈴木聖美Withラッツ&スター(昭和62年)
*3月1~31日、通信カラオケDAM歌唱度数による
このリスト、昭和の風格がぜんぜんない。昭和を代表する『歌謡曲ベスト20』にまったくなっていない。昭和の歌謡曲売上げベスト20をよく知らないが、このリストとはほとんど無関係だろう。昭和最高の名曲が、『天城越え』のはずがない。このリストはあくまでも調査を行なった先月限りの刹那的(瞬間風速的)カラオケランキングだろう。3位の『なごり雪』は名曲だが、3月という調査を行なった季節がずいぶん順位を押し上げたはずだ。
「この歌手なら、違う曲のほうがいいのになあ」がいくつもある。石原裕次郎、美空ひばり、五木ひろし、都はるみなんかそうだろう。彼らのもっとも有名な曲、最大のヒット曲はこのリストのナンバーではない。個人的にはプリンセスプリンセスや松山千春なんかもそうだと思う。
デュエット曲が5曲入っている。あんがい多い。しかしその理由はよくわかる。平成以降に、歌いやすいデュエットの名曲がほとんどない。
このリストをみて、日本人は旋律よりも結局のところ歌詞を重要視しているだなとも感じた。旋律が名曲でも、歌詞が今の気分じゃないものはやはり歌われていないのだろう。
1天城越え/石川さゆり(昭和61年)
いい曲とは思うが1位とはねえ。いくらなんでも1位の曲ではないだろう。1位になったのはイチローの影響だ。昨年イチローが、自分のテーマ曲(バッターボックスに向かうときにかかるナンバー)にこの曲を使った。その影響が出たのだろう。石川さゆりは昨年、イチローバージョンのギタリストを引きつれ紅白で歌ったが、かなり素晴らしいパフォーマンスではあった。
2タッチ/岩崎良美(昭和60年)
アニメが名作だったので歌われているのだろう。曲は昭和の2位に選ばれるようなものではない。30代あたりを中心に歌われているのだろう。私はアニメの主題歌なら、『ガッチャマン』とか『マジンガーZ』とか『宇宙戦艦ヤマト』だろうという世代だ。
3なごり雪/イルカ(昭和50-51年)
オリジナルはかぐや姫だが、『なごり雪』と聞けば、やはりイルカだ。この曲男性が歌っているのだろうか?女性が歌っているのだろうか?なんとなく男性のほうに人気があるような気がする。
4M/PRINCESS PRINCESS(昭和63年)
プリプリといえば、個人的には『世界で一番熱い夏』のほうが好きだ。(笑)
5酒よ/吉幾三(昭和63年)
去年『俺ら東京さ行ぐだ』が元祖日本語ラップとして話題になった。
6北の旅人/石原裕次郎(昭和62年)
この曲は歌詞が受けているのだろう。年配のオジサマ、爺様が裕次郎になった気分で歌っているのだろう。(笑)北の情緒というか、北海道情緒も受けているんだろうなあ。
7北空港/浜圭介・桂銀淑(昭和63年)
デュエットナンバーの最高位だ。そんなに名曲か???
昭和58年のナンバーだが、この曲が有名になったのはもっとずいぶん後だった。尾崎豊は昭和40年生まれなので、年齢的に高2か高3の時分のレコーディングだ。(尾崎豊は青学の高校を中退)彼は天才だった!
仕事関連の飲み会で死ぬほど聞いてきた気がする。(笑)個人的には歌わない。
10ふたりの大阪/都はるみ・宮崎雅(昭和56-57年)
『ふたりの大阪』ねえ。7位、9位、10位は感性的に古い感じがするなあ。
11つぐない/テレサ・テン(昭和59年)
テレサ・テンは世界のシングル・アルバム総売上で堂々31位につけている。なんと1億5000万枚も売れている。実はものすごい歌手だった。ちなみに日本人最高位がこれまた意外。日本人最高位は1億4000万枚売った三橋美智也だった!ちなみに三橋美智也の枚数はあのプリンスとタイ記録だ。テレサ・テンはプリンスよりも売れていた!
12銀座の恋の物語/石原裕次郎・牧村旬子(昭和36年)
デュエットの最高位は『北空港』ではなく、この曲かと思った。特に好きな曲ではないが。
13津軽海峡・冬景色/石川さゆり(昭和52年)
1位の『天城越え』より、こっちのナンバーのほうが名曲だろう。この曲は好きだ。
14さざんかの宿/大川栄策(昭和57-58年)
昨年はじめまで隣国で大統領を務めた人が、大川栄策に顔が似ているとよくいわれた。最近逮捕が取りざたされている人だ。(笑)話はかわるが、この曲、不倫の曲だ。不倫中の人に人気があるのかねえ。
15ラヴ・イズ・オーヴァー/欧陽菲菲(昭和58-59年)
比較的最近欧陽菲菲(近況)をテレビでみたが、相変わらず日本語が下手だったので笑った。
16酒と泪と男と女/河島英五(昭和51年)
手垢にまみれた感じはある。好きな曲だが、自分で歌うことはほとんどない。しかし不朽の名作だ。
17みだれ髪/美空ひばり(昭和63年)
秋元順子好きなんかが、歌っているのだろうか?
美空ひばりは偉大な歌手だった。
18時の流れに身をまかせ/テレサ・テン(昭和61-62年)
テレサ・テンの『つぐない』はあまりピンとこない。しかしこの曲は好きだ。
19大空と大地の中で/松山千春(昭和52年)
松山千春だったら、『季節の中で』とか『長い夜』のほうがピンとくるなあ。
20ロンリー・チャップリン/鈴木聖美Withラッツ&スター(昭和62年)
確かによく歌われているし、歌ってもきた。デュエットはいい曲が少ないんだよねえ。(笑)結局この曲に追い込まれてしまうんだよねえ。
沢田研二の『勝手にしやがれ』とかピンクレディーの『UFO』とかサザンオールスターズの『勝手にシンドバット』とか『いとしのエリー』だって昭和を代表する曲だが、そういうものは入っていない。
このリストをみてあらためて、日本人はウェットなんだよなあと思った。
天城越え/石川さゆり
タッチ/岩崎良美
なごり雪/イルカ
北の旅人/石原裕次郎
酒と泪と男と女/河島英五


by tororogohan
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