韓国では殺人で逮捕されても実名報道されない。今年の2月、韓国メディアが慣例を破り、女性7名を殺害したカン・ホスン殺人犯の実名と顔写真を報道したことは話題になった。しかしこれは特例だ。韓国では今も実名報道が行なわれていない。
犯罪報道に対し、多くの日本人は被害者目線で接する。あるいは自らを被害者予備軍として想像力をふくらませる。韓国人は日本人と真逆なのかもしれない。多くの韓国人は、加害者目線で接しているのかもしれない。あるいは自らを加害者予備軍として想像力をふくらませているのかもしれない。だから実名報道が忌避されているのかもしれない。
韓国版『花より男子』出演女優の性接待自殺事件をめぐり、9人が立件された。立件された9人の中には、芸能企画会社前・現職代表とドラマプロデューサー、金融界関係者、情報技術(IT)会社代表らが含まれていた。渦中の朝鮮日報関係者は立件を免れたんだそうな。中央日報は、日刊紙代表の立件は見送られた模様と報じた。朝鮮日報関係者は、ズバリ朝鮮日報社長だったようだ。http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=114543&servcode=400§code=430
朝鮮日報と李明博政権は強力なタッグを組んでいる。韓国では日常茶飯事に行なわれている『高度な政治判断』が働いたのだろう。おそらく。韓国は人治国家(法治国家に非ず!)だ。
立件された人物の中にドラマプロデューサーが含まれている。
自殺したチャン・ジャヨンさんは、ロッテのCM(2006年)に出演経験があったようだが、ドラマ出演は『花より男子』がはじめてだった。そしてネットに公開されたチャン・ジャヨンさんの遺書には『花より男子』のプロデューサー兼演出(チョン・ギサン)の名前が含まれていた。
渦中のチョン・ギサンプロデューサー

ドラマに1本しか出演していない女優が、生前の性接待に関し、遺書に『花より男子』のチョン・ギサンプロデューサーの名前を残した。そしてこの性接待事件に関し、名前は明かされていないもののドラマプロデューサーがすでに立件された。
常識的に考えて、立件されたドラマプロデューサーは、
大麻所持で逮捕された中村雅俊の息子が端役出演していた映画は、予定通り公開された。映画監督は初日の舞台あいさつで「映画に罪はない」とコメントしていた。
しかし出演女優を性接待の強要で自殺に追い込んだドラマプロデューサー兼監督(しかも裏金まで受け取っていたらしい)の作品(『花より男子』)には、じゅうぶんすぎるほどの罪があるだろう。
小中高生が夏休みに入る7月、TBSが午前中(9時55分スタート)のドラマ再放送枠を使って月金の帯で放送すると発表していた。
立件されたドラマプロデューサーは、チョン・ギサンだろう。チョン・ギサンが立件されたとなれば、ドラマの放映など絶対ありえない。ドラマプロデューサーが、自らの権力をかさに出演女優に性接待を強要し、自殺にまで追い込んだという構図なのだ!
TBSによる韓国版『花より男子』の地上波放送(7月)は、十中八九放送中止だろう。
【社説】「チャン・ジャヨンさん事件捜査」で現れた歪んだ社会像
「母の法事の日にもお酒の接待をしなければならなかった上、呼ばれたらいつでも出なければならなかった」という。先月7日に自殺した女優のチャン・ジャヨンさんの芸能人仲間が警察で述べた故人の悲惨な生前の様子だ。警察は昨日、自殺事件中間捜査結果を発表し、チャンさんが「素手とペットボトルで暴行を受けたが、届け出ることはできなかった」という記録も残したと明らかにした。胸が痛み、怒りがこみ上げる。
警察の発表を見れば、結局かわいそうな人は故人となったチャンさんだけという感じだ。警察自らも「捜査に限界があった」と告白したように、死亡したチャンさんと日本に逃避した芸能企画事務所の前代表に事件の核心疑惑を押しつけて警笛だけ鳴らした格好になった。「地位を問わず原則どおり捜査する」と強調した警察が、その意志を守ったと思う人はどれほどいるだろう。被疑者の企画会社の事務所を遅れて家宅捜索し、捜査対象者たちの実名を明らかにすると言っても、その数時間後にまた変更するなど、じたばたしていたときから予想された結果だった。インターネットを通じて事実確認もせずに流言ばかり騒々しく出回ったが、警察はそれに乗じていなかったと自信を持って言えるか。
警察がそれさえも疑いを固めて立件した9人の面々を見れば、韓国社会の歪んだ自画像にいま一度ため息をつかなければならない。これらの中には芸能企画会社前・現職代表とドラマプロデューサー、金融界関係者、情報技術(IT)会社代表らが含まれている。社会的地位の高い人々が20代の女優を反強制的に酒の席に呼び出して「強要罪」の疑いを受けていること自体が情けない。プロデューサーの1人はチャンさんのドラマ出演と関連してチャンさんの所属事務所の前代表から5000万ウォンを受け取ったと警察は明らかにした。金融界関係者には酒の席でチャンさんを強制的に醜行した疑いが適用された。チャンさん所属事務所の前代表がチャンさんの放送出演を依頼し、プロデューサーに巨額を渡したため、弱者であるチャンさんの立場ではプロデューサー、金融界、IT業界の人々が集まった酒の席には断れず呼び出され、恥辱的なセクハラを繰り返しされたという話だ。母の法事にも行けなかったチャンさんの辛さはどれほどのものだっただろうか。
チャンさん自殺事件は韓国社会で「チャン・ジャヨンリスト」の波紋から広がって被害者を生むなどおかしな副作用が少なくなかった。捜査をこのままやめてはいけない。世間の依然絶えない疑惑を解決するためにも全貌をもっと詳しく明らかにしなければならない。四十九日を迎えた故人も、それでこそ楽に眠れるだろう。真相を満天下に示し、芸能界の一角の誤った慣行と社会の情けない行動に一大警鐘を鳴らさなければならない。
中央日報 Joins.com
2009.04.25 12:32:17


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